HOMEStatement

statement



『知りたい、から描く』
グレープフルーツの中身を想像しながら、描くことは困難なことだ。
中に種がないかもしれないし、空洞になっているかもしれない。
つまり、外側だけではその中身は判断しにくいものだ。
1軒の家がある。手入れが行き届いた素敵な庭があるが、中はゴミ屋敷かもしれない。
1冊の雑誌がある。表紙には面白そうな見出しに素敵なモデルの写真。でも中は白紙かもしれない。
つまり、外だけでは分からない事実が中にはあるのだ。


この常に存在する「内と外」との関係に私は非常に興味がある。
興味があるからこそ、それを知りたいと思う。
アートとは、そんな私の探る上での最も適切な表現方法である。
他者を知り自己を知る。未来永劫訪れる出会いの中でアートを用いて知りたいことを提示していく
作業は、私という外観の内を探り社会に提示していくことに他ならない。
私は、この考えをもとに日々の探求心を文化へとつなげていきたいと思っている。